県技術懇談会

2022年度

東・中・西各支部にて技術懇談会を開催

袋井・浜松土木事務所

袋井・浜松土木事務所との技術懇談会は新型コロナ感染防止のため対面による懇談会は中止となり、書面により回答を戴くこととなりました。

議題内容
①適正な設計について
②変更について
③工期について
④評点について
⑤その他

島田土木事務所

中部支部では、9月7日に島田土木事務所会議室にて、島田土木事務所職員11名、中部支部協会員10名の参加により、2021 年度完成工事アンケート結果に基づき対面にて以下のとおり意見交換を実施しました。

議題内容
①発注図書・積算に関する問題点・要望点・提案事項
②協議・変更に関する問題点・要望点・提案事項
③発注者に関する問題点・要望点・提案事項
④工事検査・工事成績評定に関する問題点・要望点・提案事項
⑤その他の問題点・要望点・提案事項
⑥発注者からの要望・意見
⑦舗装協会より技術発表会の内容説明紹介他

アンケートによる建設業の現場の実情を入札・着手・施工の流れで確認でき、より良い意見交換の場になりました。また、交通誘導員に関する公安委員会との考え方の隔たりや厚層舗装の品質についても、立場の違う中で忌憚のない意見交換ができ今後の舗装工事を見つめ直すよい機会となりました。
また、コロナ禍での働き方改革により遠隔臨場や情報共有システムが進み日常的会話が少なくなる中で、対面での話し合いは信頼関係を築き上げていく上で重要な要素だと改めて感じました。

沼津土木事務所

沼津土木事務所との技術懇談会は新型コロナ感染防止対策のため、対面による懇談会は中止となり、書面により回答を戴くこととなりました。

議題内容
①設計価格について
 L 型止水テープ、舗装における掘削、粒調砕石の単価等実勢価格との乖離が大きい。
②出来形管理について
 舗装工も社内規格値を設定しているが、ばらつき判定の評価をしてほしい。
③週休二日制度について
 1 週間程度とあるが実働何日を指しているか。
④担当監督員の回答の遅れ
 質問に対する回答、情報共有システムの決済等が遅く進捗に影響がでている。

下田土木事務所

下田土木事務所との技術懇談会は、対面にて7 月27日に実施しました。土木事務所6 名、協会側5 名の出席者で、舗装工事に関する下記の議題について質問しました。

議題内容
①建設発生土について
②舗装工事における週休2 日工事について
③小規模工事における評定点について
④自家警備について
⑤建設資材単価の臨時見直しについて

静岡県交通基盤部との技術懇談会

静岡県交通基盤部との技術懇談会を2022年12月23日、静岡市内で開き、適切な設計として埋設物の確認方法や、現場に応じた工事評価の方法、及び変更協議への対応についてなど、6項目の議題について意見交換しました。

最初に松浦会長が挨拶し、「最近では盛土の問題、コロナの問題、材料の高騰の問題などがあり施工会社の事業の安定性にも大きな影響を与えている。この技術懇談会では、これら施工者側からの課題の見える化を図り、それに対して発注者様側にご理解をいただき、お互いに働きやすい作業環境を作るという所に重きを置き、意見交換をお願いしたい。」と述べました。

県からは戸栗技術調査課長、佐藤工事検査課長、望月道路保全課長ら7名が出席し、協会からは正副会長と支部長ら10名が出席しました。

①発注時における詳細な施工条件の明示や、協議の判断基準について
 各現場毎で施工条件、現場条件等が異なるため、現場把握を徹底し、周辺影響等を考慮したその現場に適した工法による設計及び詳細な施工条件を明示するよう出先土木事務所に周知する。また、協議の判断基準(条件)はなく、現場ごとの判断となる。
②書類の簡素化について
 2022年7月に「土木工事書類作成提出要領」を策定し、公表した。この要領では、提出書類を徹底するため、作成不要の書類を提出しても工事成績では評価しないことなどを明記してある。これらの効果を検証しながら、国などの動向を踏まえつつ、さらなる簡素化・事務改善に取り組む。
③小規模工事(維持業務的な)工事の評定について
 国と連携した評価項目や評価方法に準拠した評価を行っているためご理解をいただきたい。しかし、業務委託では、昼夜・休日を問わずに迅速にご対応いただいていることを踏まえ、また、小規模な維持系の工事についても同様に、この工事ならではの配慮事項などの特性を踏まえた上で、何らかの評価が出来ないかなどの検討を進める。
④週休2日工事について短期間工事での制度対応について
 週休2日推進工事では、舗装工事に限らず、準備期間や後片付け期間は、対象期間に含まれない。また、適用工事は現場閉所率の評価が必須となることから、実働日数1週間程度として、現場閉所率の評価が可能であるかの観点で現場ごとに判断できるようにしている。週休2日工事の対象範囲の拡大については、各土木事務所で開催している土木職員技術説明会の中で周知を図っている。引き続き、統一された運用となるよう周知を図る。
⑤東部地区粒度調整砕石の枯渇について
 本県では、上層路盤の工法(材料)として、路上路盤再生、加熱瀝青安定処理、粒度調整砕石を基本としており、現場適正に応じて選定しているが、粒度調整砕石の材料供給不足を受け、粒度調整砕石を基本選定から除外し、路上路盤再生、加熱瀝青安定処理への統一、又は本県では採用実績の無い再生粒度調整砕石への材料変更を代替え案として検討している。今後、妥当性を判断をするため、近隣県の現状、対応等について情報収集を行い、また、地区により材料供給の現状が異なるので、全県の現状を把握し、代替え方針を検討する。
⑥交通誘導員の区分について、指定路線における検定者の配置の考え方において、発注者側と県警公安委員会等で解釈の相違が生じている。
 適切な配置について、土木技術職員説明会等を通じて引き続き事務所へ周知する。なお、契約後に具体的な交通誘導警備員の配置について所轄警察署等から指示があった場合は、設計変更により適切に対応することも併せて周知する。よって、警察との道路使用協議で警備員の資格保有の有無を記載し、明確にしていただきたい。

静岡県交通基盤部出席者

静岡県 交通基盤部 建設経済局 技術調査課 課長
戸栗 一泰様
静岡県 交通基盤部 建設経済局 工事検査課 課長
佐藤 芳健様
静岡県 交通基盤部 建設経済局 工事検査課 技監
谷澤 善之様
静岡県 交通基盤部 建設経済局 工事検査課 検査監
小林 真郎様
静岡県 交通基盤部 道路局 道路保全課 課長
望月 靖之様
静岡県 交通基盤部 道路局 道路保全課 維持舗装班 班長
石神 和晃様
静岡県 交通基盤部 道路局 道路保全課 維持舗装班 主任
平井 良房様