本年度の3団体技術者交流会は、静岡県アスファルト合材協会が主催で浜松市西部清掃工場にて7月23日にCPDSの対象研修として開催されました。当日は好天に恵まれ、参加人数は静岡県と浜松市職員27名、砕石業協41名、合材協会館員53名、舗装協会会員73名、計194名でした。
研修前半は浜松市西部清掃工場長よりゴミの処分から溶融スラグができるまでの工程、溶融スラグとは、溶融スラグの有効利用及び用途、環境にやさしい清掃工場の キルン式ガス化溶融炉の解説をいただき、その後工場内を視察しました。研修後半は、加熱アスファルト混合物ができるまでという課目で、アスファルトプラントの構造、アスファルトプラントの製造工程、加熱アスファルト混合物の配合等の解説を受け、溶融スラグ入りアスファルト混合物の説明では、研修参加者がもっとも関心のあるテーマであり、熱心に受講していました。
最後の静岡県アスファルト合材協会技術委員長の挨拶に「溶融スラグの安全性に関する製造者責任の明確化と安定した品質の確保が得られないことには使用できない。」とコメントがありましたが、当協会は今後も 関係各庁と連携をとり、より良い舗装となるよう目指していきます。