東・中・西各支部にて技術懇談会を開催
袋井・浜松土木事務所
西部支部として7月23日に袋井・浜松土木事務所会議室にて官庁職員14名、協会員15名の参加で実施しました。
議事進行は下記の議題で行われました。
- 設計・入札変更について
- 適切な設計変更について
- 適切な工期設定について
- 施工管理・評点・その他について
議事終了後、フリートークの時間も設け、直近の舗装に関わる話題についても議論を交わしました。
島田土木事務所
中部支部分科会として7月26日に島田土木事務所会議室にて以下の問題点・要望点・提案事項を確認、意見交換を実施しました。
議事内容は下記の議題で行われました。
- 入札前
- 着手前
- 施工中
- 設計変更・契約
- その他の項目
現状での建設業の実態を官民の立場から確認でき、建設的な意見交換もできました。また、雇用の安定化・技術の継承・若年層への教育及び未就労者への啓蒙活動やイメージアップへの取り組みについても意見が交わされました。
下田土木事務所
東部支部は、8月24日に下田土木事務所会議室にて県土木との技術懇談会を実施し、意見交換をしました。14:00~16:00の予定で、官庁職員13名、協会員8名が参加しました。
議事進行は下記の議題で行われました。
- 「設計価格との乖離」…1項目
- 「設計上の諸問題」…1項目
- 「先行する工事との問題」…3項目
- 「その他」…4項目
静岡県交通基盤部との技術懇談会
静岡県道路舗装協会は10月14日、静岡市内で静岡県交通基盤部と技術懇談会を開き、施工の平準化、設計変更、新技術の採用などさまざまな課題について意見交換しました。竹村会長は挨拶で「互いに意思疎通を十分にして、時代の変化に対応していきたい。さらに意見交換の結果を技術の蓄積として現場に反映することができるようなシステムづくりが進むことを希望します」と述べられました。
懇談会では、協会側から
- 施工パッケージへの移行の中での合材密度と現状との差を加味した設計単価の見直し
- 舗装打換工事での施工条件に沿った設計変更
- 施工の平準化
- 公表用設計書の公開の徹底
- 施工条件の明示
- 適正な工期設定
- 小規模・少額工事での検査評定要領・書類の簡素化に関する改善
- 業務委託と他工事の兼任の条件緩和
などの議題を示し、これに対して県側が一つ一つ答えました。
このうち、施工の平準化については協会側が発注量の減少とともに、年度末の3月に舗装工事が集中する現状を説明。工事量が少ない4月などと3月を比べると6倍ほどの差があり、「集中する時期には現状の施工体制では対応できない場合も出てくる」と課題を提起。「地元の技術者育成、雇用の面でもバランスの良い発注と施工の平準化は必要」と求めました。これに対して県は、「年度当初に行う事業説明会等を通して早期に必要な調整を済ませるように職員への周知徹底を図る」との姿勢を示しました。
このほか、設計単価や積算基準等についての協会側の意見・要望に対して、県は「積算基準を定めている国にも伝えていく」と解答されました。