現場研修会

平成22年度

第二東名高速道路沼津舗装工事 現場研修会実施

平成22年10月26日 東部地区で開催された、第二東名高速道路沼津工事区間の現場見学会の報告をします。

御殿場市民交流センターを会場にして、中日本高速道路株式会社 東京支社沼津工事事務所中村舗装工事長より下記内容でご講演いただきました。

施工個所 東名御殿場IC~沼津IC 施工延長22km。東名御殿場JC、国246号交差部は長大な鋼床版を組み立て一括横取、大型自走台車にて架設して夜間通行止め日数の短縮を図られたと説明。そして、舗装工事に使用するアスファルト合材量は155,993tで、中温化剤を使用してCO₂削減量は、515t、削減率12.7%も達成されたとの事でした。

今回、現場研修会に協力していただきました㈱NIPPO・フジタ道路㈱JVより会場から現場見学箇所へ向かう車内で説明をしてもらいました。第二東名の工事現場内を案内してもらうと、路肩盛土作業をしている作業場が見受けられました。

説明によれば国の事業仕分けにより、3車線道路は必要なしで、2車線道路で十分との事での対応と説明され、開通後の利用が当初計画とは大分変わってきていると実感しました。そして、写真のように橋面舗装現場にて、中温化剤を使用した砕石マスチック合材使用の出来上がり面を見学させていただきました。中温化剤合材の効果は製造時混合性の向上、舗設時締め固め性の向上という事であり、この中温化剤を使用した合材が市場に出回るのも近い将来と思いました。また、今はトータルステーションによる機械の自動制御が主流であるという事。アスファルトフィニッシャーにセンサーを取り付け地覆にピアノ線を張り、舗装面の平坦性の向上に努めている事など、説明していただきました。最後に工事区間に設置されている合材仮設プラント2基へ案内され、プラント能力は3t/分、180t/時を発揮する生産能力を持ったプラントであると説明していただき、改めて大型工事であると実感しました。