28プラントでクロスチェックを実施
毎年、静岡県アスファルト合材協会が実施しています自主品質管理(クロスチェック)に、静岡県交通基盤部道路保全課の皆様はじめ、静岡市・浜松市の方々、および、3団体の砕石業協同組合、そして、道路舗装協会も試験官として立ち合いました。
静岡県アスファルト合材協会の田中会長からは、「この制度の発足当時と現在を比較しますと、時代の流れはあるとはいえ、県内に所在する28プラントの、管理業務全般におけるレベルアップは目を見張るものがあると自負しておりますが、皆様から頂戴しましたご指導ご助言を真摯に受け止め、更なる当協会の発展のために、日常の業務に反映させ、またこの制度自体の更なるレベルアップを図るために努力・工夫を重ねていく所存でございます。また、今回のクロスチェック試験のまとめとなるこの冊子に、いつものプラント位置図の他、「緊急時対応調査票」というものを掲載しました。これは、県内各プラントの位置する場所の標高・海岸線からの距離とともに、各プラントの通常保有する主要資機材を記載したものを盛り込みましたので、万が一の災害等の緊急時対応に役立てるよう、ご一読していただけたら幸いです。」とコメントいただいております。
今年は11月11日を皮切りに12月3日まで、28の工場で書類審査・試料採取・立会試験を実施しています。今年度は新たな試みとして、次に掲げる事項について実施しています。
1、書類審査では、今まで実施したことのなかった点数評価への基礎資料作りとして、チェックシートへの評価点の記入、およびその集計の実施。
2、室内立会マーシャル安定度試験では、県内各支部に1 ヶ所ずつ、自動マーシャル試験機を所有している工場がありましたので、その試験機をお借りし、自社試験での手動マーシャル試験機と、自動マーシャル試験機との結果比較・検討。
加茂研司技術委員長は「皆様からの貴重な意見・アドバイスについて技術委員会として、砕石関係の品質については砕石業組合さんと連携して管理体制を拡充していく。合材協会独自の課題については、各支部より意見を吸い上げ、実情を踏まえたうえで現実にあった形で取り組み、客観的に見て納得していただける管理体制の水平展開を目指す。」という方針を打ち立てました。
今後とも、静岡県道路舗装協会として、一緒に取り組まさせていただき、より良い道路を 社会に提供していきたいと思います。