本年度の技術発表会が平成22年6月24日に富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」にて開催し、静岡県および開催場所の富士市の皆様や3団体を含め190名が参加して、熱心に聴講していました。
開催にあたり竹村会長からは、協会設立60周年を迎え、「協会の歴史を振り返りつつ、舗装協会を発展させてきた先人に対して敬意を表し、昨今の道路舗装を取り巻く環境を説明され、培った舗装技術を社会のニーズ、行政の施策に役立てていかなければならない」と述べられました。続いて静岡県交通基盤部道路保全課長伊藤様からは「舗装道路は生活の基盤である。これからの産業を支えていくためには舗装協会の技術力がますます必要になります。」これからも大いに期待しています。」との激励の挨拶をいただき、各社の発表会に移りました。
発表は下記に記した4社で行われ内田委員長より審査委員報告と講評があり、その結果、石川建設㈱の金原氏、浅井氏の発表された「商店街での住民にやさしい苦情ゼロの施工」が優秀賞に選ばれました。特に講評内容では審査基準の説明と、それをどう技術力向上に繋げていくのかといった問題の提起もなされました。
閉会にあたり臼井副会長からは技術発表会の意義と今後の活動について「昨今の日本経済のデフレに伴う労務費の低下、アスファルト材料の高騰に伴い舗装の長寿命化に対する課題について、我々技術者が施工方法に対する、技術、方法、知恵を絞って課題をクリアーしていかなければならい。」と述べられ、技術発表会は終了致しました。
技術発表
- 「路上再生路盤工における設計変更の経緯」
- 丸三工業㈱ 外岡 正仁・後藤 守
- 「1号富士由比バイパス連続規制による舗装修繕工事」
- 花菱建設㈱ 望月 達浩・薩川 昌晴
- 「商店街での住民にやさしい苦情ゼロの施工」
- 石川建設㈱ 金原 元・浅井 孝介
- 「新工法(リフレッシュシールMix)薄層舗装について」
- 日本道路㈱ 飯田 良一・富安 晴彦
官庁発表
- 「土木施設長寿命化における性能を規定した舗装の供用性について」
- 静岡県交通基盤部 道路局道路保全課 戸塚 博文様