静和工業株式会社が優秀賞
本年度の技術発表会は平成26年7月22日に静岡市駿河区の「あざれあ」にて開催し、静岡県および静岡市や浜松市の技術職員の61名と3団体を含めた合計267名が参加して熱心に聴講していました。
開会に当たり、竹村会長は「舗装のメンテナンスは、高度な技術が必要」と指摘した上で、「発注者と施工者の技術者が技術を共有しないと十分なメンテナンスはできない」と訴えました。
来賓の大石俊一静岡県道路保全課長は「道路は量が多く、劣化が激しいところも多い。補修技術がなければ成り立たない」と述べ、協会会員の協力を求めました。また山本祐司静岡市道路部長も「道路の長寿命化が喫緊の課題。協会の支援、協力を」と呼び掛けました。
技術発表は、「打換厚さが厚い舗装補修の施工法」(花菱建設)「舗装工事における品質確保・向上」(静和工業)「中郡福塚線舗装修繕工事における創意・工夫」(西遠建設)の3題で、それぞれ施工条件に応じて、コストや近隣対策などに配慮しながら、いかに創意・工夫をこらして品質の確保を目指したかを、具体的に説明しました。
官庁発表では、県交通基盤部道路保全課の井上拓也主任が「ふじのくにの”みちづくり”」と題して、土木施設の長寿命化、舗装技術の向上などの取り組みを紹介しました。
なお、優秀賞には「舗装工事における品質確保・向上」について発表した静和工業株式会社が選ばれました。
技術発表
- 優秀賞
- 「舗装工事における品質確保・向上について」
- 静和工業株式会社 伏見 友輝・八木 隆行
- 「打換厚さが厚い舗装補修の施工方法について」
- 花菱建設株式会社 加藤 聡・山地 清志
- 「中郡福塚線舗装修繕工事における創意・工夫について」
- 西遠建設(株) 水谷 英司・森下 哲也
官庁発表
- 「ふじのくにの”みちづくり”」
- 静岡県交通基盤部 道路局道路保全課 維持舗装班 主任 井上 拓也