鈴与建設株式会社・株式会社エコワークが最優秀賞
2021年度の技術発表会は2021年7月30日に開催しました。毎年、静岡市駿河区の「あざれあ」にて開催していますが、今年は、去年同様に新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、入場者数を制限するため、メイン会場である「あざれあ」に加え、サテライト会場を設ける事としました。サテライト会場は、東部会場「プラサヴェルデ コンベンションぬまづ」、西部会場「アルラ(浜松)」を設けました。
メイン会場「あざれあ」には、静岡県交通基盤部より13名、当協会・他団体合わせて100名、東部会場には、47名、西部会場には70名の合計230名が参加しました。
開催にあたり、松浦会長は、「コロナ禍において、Web会議の日常的な開催、現場の遠隔臨場の取組など、これ程までに”当たり前”になるとは、誰も想像していなかったと思います。私たちは今まで通りにいかない時や、今まで以上にうまくやりたいときには、新しいやり方を考え出す事ができると改めて感じます。本日行われる技術発表はまさしく、今よりうまくいく方法を探し、考えだした方々からの発表です。是非参考にしていただきたい」と述べられました。
技術発表は6件でした。それぞれ施工条件に応じて、創意・工夫を凝らして品質の確保を図った点や、注意点などについて具体的に説明しました。
- 審査方法
- まずは、初期審査として、概要のみの書類審査により応募者全員の5業者6点を選出しました。その後、最終審査は、2段階方式で行いました。第1回審査では、それぞれ技術内容をA4二枚にまとめ、事前書類審査を行い、第2回審査では当日の発表審査を発注者3名と協会技術委員6名の合計9名の審査員が採点方式による評価を行いました。最優秀賞1点、優秀賞1点の選定を行ったところ、本年度においては1位が同点となり、2者とも最優秀賞となりました。審査にあたっては、現場条件、周辺環境等を的確に判断し、施工管理、安全管理、地域対応、コスト縮減、新技術の活用などの観点からの課題を整理し、工事を円滑に進めるうえでの技術的な工夫や関係機関等との調整・強調等についても評価しました。
技術発表結果
- 最優秀賞
- 「GNSS搭載型MC路面切削と出来形計測の検証」
- 鈴与建設株式会社 薮崎 陽平
- 最優秀賞
- 「ICT舗装工事(舗装修繕工)の活用と課題について」
- 株式会社エコワーク 鈴木 広一郎
その他発表
- 「SAFTY ROAD~環状交差点舗装について」
- 臼幸産業株式会社 原田 良亮
- 「交差点舗装工事について」
- 神谷建設株式会社 松本 隆久
- 「交差点舗装工事におけるタイムスケジュールを用いた施工手順の検討と品質向上の工夫」
- 株式会社鈴木組 鈴木 信貴
- 「厚層舗装におけるわだち掘れ対策とその効果について」
- 鈴与建設株式会社 市野 竜朗 狩野 乃紀
来賓御芳名
- 静岡県 交通基盤部 道路局 道路保全課 課長
- 望月 靖之様
- 静岡県 交通基盤部 建設経済局 技術調査課 課長
- 良知 孝悦様
- 静岡県 交通基盤部 建設経済局 工事検査課 課長
- 佐藤 芳健様
- 静岡市 建設局 道路部 部長
- 浅井 克行様
- 静岡市 建設局 土木部 技術政策課 課長
- 朝比奈 信之様