県技術懇談会

平成26年度

東・中・西各支部にて分科会、静岡県交通基盤部と技術懇談会を開催

9月3日、静岡市内で静岡県道路交通基盤部と技術懇談会を開き、舗装機械・従事者の登録・確認、新工法の採用など現場でのさまざまな課題について意見交換しました。竹村会長は挨拶で「問題点を共有することで、より良い施工につなげたい」と懇談会の意義を訴え、「本格的な維持管理の時代が到来した。将来のために研究し、われわれ自身の役割を果たすことが重要だ」と述べ、一層の技術向上に向けた姿勢を強調し、その上で「技術は現場での経験、知識の集積。現場での情報をいかに吸収するかが、企業としてのレベルアップにつながる」と訴えました。

懇談会では、協会側から①モーターグレーダーの総合評価方式での加点評価②関連機関との事前協議③舗装機械・従事者の登録・確認④産業廃棄物の処理⑤小規模工事・少額工事の適用⑥新工法の採用対象⑦積上げ計上できる安全対策⑧工法選定⑨道路占用物件に対する指示等の議題を示し、これに対して県側が一つ一つ回答する形式でした。うちモーターグレーダーの総合評価方式での加点評価の要望では、雪害で稼働が多かった点を踏まえたもの。県は「すぐには難しいが検討課題にしたい」と答えました。舗装機械・従事者の登録・確認では、入札条件として確認した上、施工時に現場でも確認・指導を行う目的を聞きました。協会側では、年度末など現場が複数ある場合や工程のずれなどで必ずしも当初登録・確認された機械そのものを使用しないこともあるとし、理解を求めました。県は、機械を保有する企業を認め、より良い施工を目指す観点から行っていることをあらためて説明した上で、同等の機械、あるいは手持ち機械であれば認めることも必要ではないかとの見方を示しました。

この他、設計変更に関わる課題について県側は、設計照査などで監督員と協議した上、変更が必要な場合は設計変更ガイドラインを活用するよう求めました。