28プラントでクロスチェックを実施
毎年、静岡県アスファルト合材協会が実施しています自主品質管理(クロスチェック)に、静岡県交通基盤部道路保全課の皆様はじめ、静岡市・浜松市の方々、および、3団体の砕石業協同組合、そして、道路舗装協会も試験官として、立ち合いました。
静岡県アスファルト合材協会では、アスファルト混合物の品質維持・品質管理技術向上のため独自の取組として、静岡県の指導の下、自主品質管理試験を実施しています。混合物をクロスチェック(技術委員による自社試験と、自社以外の指定試験室で行う試験との相互試験)の形で品質確認するとともに、プラントの製造管理などを点検しています。
今年は10月25日を皮切りに11月30日まで、28の工場で書類審査・試料採取・立会試験を実施しています。また、工場代表者にも
- 安全・環境パトロールの実施状況
- 設備の保全についての実施状況
- 次世代の若手社員の教育に関すること
などについてインタビューしています。
代表者たちは、稼働年数20年を経過した設備が多くなり、その保全に関する体制をより充実させなければならない時局にきている。また、今迄培ってきたことを、次世代に伝承していかなければならない使命がある。などインタビューに答えていました。
1月28日の静岡県アスファルト合材協会自主管理委員会にて、今年度の試験結果が報告された内容は「おおむね問題はなく、安定した品質の合材を生産している」ことから全プラントが合格となっています。
加茂研司技術委員長は「クロスチェック試験も15回目となり、その間の人員交代等で試験方法などアレンジされてしまっているところもまま見受けられました。試験結果の精度向上には(数をこなす)のは言うまでもないことでありますが、その大前提には(試験基準の厳守)が必要不可欠であると考えられます。今一度初心に返り、より一層透明性・公平性・正確性に近づけていきたい。」とまとめていました。
今後とも、静岡県道路舗装協会として、一緒に取り組まさせていただき、より良い道路を社会に提供していきたいと思います。
実施プラント
- (株)海野建設
- (共)志太アスコン 藤枝工場
- 御殿場合材センター
- TOREKI・NIPPO JV
- 山旺建設工業(株)
- (共)志太アスコン 岡部工場
- 昭和舗道(株)
- 磐田瀝青舗材共同企業体
- 菅原建設(株)伊東瀝青混合所
- 協和建設協業組合
- 東部リサイクルセンター
- 湖西アスコン共同企業体
- 日本道路(株)静岡合材センター
- 西部合材リサイクルセンター協同組合
- (株)NIPPO芝川合材工場
- 西遠アスコン
- 花菱建設(株)松崎工場
- 中遠合材センター
- 共同企業体 富士アスコン
- 天竜川砂利プラント協同組合
- 丸三工業(株)
- 乗松建設(株)アスファルトプラント工場
- 大林道路(株)静岡アスファルト混合所
- 浜岡アスコン共同企業体
- 三井住建道路㈱静岡合材工場
- (共)浜松中央アスコン 前田工場
- 静岡リサイクルセンター
- 共同企業体 掛川アスコン