本年度の技術発表会は平成24年7月12日に静岡市駿河区の「あざれあ」にて開催し、静岡県および静岡市や浜松市の技術職員の35人と3団体を含めた合計240名が参加して熱心に聴講していました。
開催にあたり竹村会長からは、「官民一体となって技術向上に取組み、長寿命化・維持修繕提案など意見交換を活発にして、舗装道路をより良いものにして、地域貢献していきたい。」と挨拶されました。
続いて静岡県交通基盤部道路保全課長宮尾様からは「毎年、技術発表会をこの人数規模で開催している道路舗装協会には貴重な場であり、是非継続して開催していただき、また、県職員も参加してお互いに舗装技術の向上に努めていきたい。」と舗装協会との連携に期待を述べられました。
事例発表は下記に記した3社で行われ、それぞれ施工にあたっての課題や解決策の検討、新技術の導入など具体的な施工内容を紹介していました。内田審査委員長より全体講評及び最優秀論文が発表され、静和工業株式会社の山田一寿さんと岩本真人さんの発表で「トータルステーションコントローラー(自動追尾システム)や多連式超音波センターシステムなど新たな技術を積極的に導入し、施工の質を高めた。」として静和工業株式会社が優秀賞に選ばれました。
また、官の発表として、県交通基盤部工事検査課の大石守伸検査監が「舗装工事の検査での留意点」を解説するとともに、舗装工事での安全対策の徹底を要請していました。
技術発表
- 優秀賞
- 「(国)150号久能拡幅工事の車道舗装平坦性向上について」
- 静和工業株式会社 山田 一寿
- 「新田子の浦橋架替に伴う舗装工事について」
- 株式会社 石井組 平井 良房・天野 良
- 「車線確保のための交通規制について」
- 乗松建設株式会社 中根 功・渥美 勲
官庁発表
- 「舗装工事の検査での留意点」
- 静岡県交通基盤部 工事検査課 大石 守伸