技術発表会

平成25年度

山本建設が優秀賞

本年度の技術発表会は平成25年7月18日に静岡市駿河区の「あざれあ」にて開催し、静岡県および静岡市や浜松市の技術職員の34名と3団体を含めた合計206名が参加して熱心に聴講していました。

開催にあたり竹村会長からは、「技術力とは、現場で発生するさまざまな問題を解決していく過程での経験や、知識の集積だといえます。舗装工事の現場情報ができるだけ多く集まる仕組みの構築、問題に対して適切な「解」を出すこと。それには発注者側と常に意思疎通を図り、技術面でのポテンシャルを上げること。こうした取り組みが今後重要になってくると考えています。」と挨拶されました。

続いて静岡県交通基盤部道路保全課長梨本様からは「技術発表会を毎年開催している道路舗装協会とともに、県職員も参加してお互いに舗装技術の向上に努めていきたい。」と挨拶されました。

発表した会員4社の中から、「寒冷期における中温化ポーラスアスファルト混合物の有効性」について発表した山本建設が優秀賞受賞しました。他に臼幸産業(設計変更協議におけるフルデプス工法採用)、鈴与建設(清水インター線舗装工事における舗装構成の変更)、林工組(磐田・袋井バイパス橋梁補修に伴う鏡面舗装)合わせて4社で、優秀賞の山本建設の発表は、静岡県沼津土木事務所発注の国道136号函南町塚本地内の舗装修繕工事が対象で、12月の寒冷期施工の対策として中温化技術を適用し、「良質な品質を確保」したという内容でした。

審査委員長を務めた内田弘同協会常任相談役は、「いずれも標準以上のもので、努力の跡が見られた。創意工夫の点でも成果が見られた。」と講評。さらに「惜しむらくは裏付け資料の説明がないものがあったこと。」とし、具体的に数字などを用いた、より説得力のある発表を求めてられました。 当日は、官庁側の発表として、県交通基盤部の戸田匡人道路保全課舗装班主査が「自転車走行空間の舗装」をテーマに、自転車走行空間の整備の在り方について発表していただきました。

技術発表

「設計変更協議におけるフルデプス工法ついて」
臼幸産業㈱ 田代 優・高橋 剛
優秀賞
「寒冷期における中温化ポーラスアスファルト混合物の有効性について」
山本建設㈱ 芹澤 剛・後藤剛彦
「(一)清水インター線舗装工事における舗装構成の変更について」
鈴与建設㈱ 清水紀圭・大塚健太郎
「磐田・袋井バイパス橋梁補修に伴う橋面舗装について」
㈱林工組 日向隆之・中村幸司

官庁発表

「自転車走行空間の舗装について」
静岡県 交通基盤部 道路局 道路保全課 舗装班主査  戸田匡人