技術発表会

平成23年度

本年度の技術発表会は平成23年7月21日に静岡市駿河区の「グランシップ」にて開催し、静岡県および静岡市や浜松市の技術職員と3団体を含めた合計250名が参加して熱心に聴講していました。

開催にあたり竹村会長からは、東日本大震災を踏まえ「道路が身近で大切なものであることが一般社会に認識されたのではないか」「今後の社会資本整備にあたっては、長寿命化対策としての技術力の向上が一層重要である。」と挨拶されました。

続いて静岡県交通基盤部道路保全課長伊藤様からは「毎年このような技術発表会を実施している団体は少ないと思います」と舗装協会の今後の活動に期待を述べられました。

事例発表は下記の4社で行われ、それぞれ担当した舗装工事で直面した環境問題やコスト縮減などの課題をどのように克服し完成したかを発表されました。内田審査委員長より全体講評及び最優秀論文が発表され、小林建設株式会社の大竹正吾さんの「(国)469号舗装補修工事契約後VE提案について」が優秀賞に選ばれました。この優秀賞受賞の現場は企業の優れたVE提案が発注者に認められた案件で、今後もVE提案がさらに実施されますように技術力の向上を図ってまいります。

静岡県からは道路保全課の榊原正倫氏より「舗装の長寿命化に必要なもの」と題して発表をいただき、品質管理に関する意識の向上が土木施設の長寿命化の大きなテーマであると説明されました。

技術発表

優秀賞
「(国)469号舗装補修工事契約後VE提案について」
小林建設㈱ 大竹 正吾
「新島田吉田線へ旧道からの路線切替について」
大石建設㈱ 落合 由弥・小林 敬司
「性能規定工事における、QRP工法選択までの検討と施工」
㈱大浜中村組 染葉 智広・小塚 尚生
「安全性向上対策(ランドストリップス)について」
㈱NIPPO 石井  聡・増田 弘明

官庁発表

「舗装の長寿命化に必要なもの」
静岡県交通基盤部 道路局道路保全課 榊原 正倫 様